就職や転職において、WLBを重視するという声をよく聞きます。WLBの本質的な価値とは、ライフ(生活)を充実させることで、ワーク(仕事)にも良い影響を与えるという「相乗効果を生む」ということです。片方(ライフ)が増えると、もう片方(仕事)が犠牲になるものではありません。WLBを高めるには、効率よく集中して働く習慣をつける必要があります。
労働生産性の国別比較では、日本の生産性は、先進国で最低レベルです。国民全体の1時間当たりの付加価値は、アメリカやドイツの60%程度なのです。長時間労働をなくし、欧米並みに効率よく働くことを、日本社会全体で意識しないといけません。
ハーバード大学のブルーム教授は、人口が増えている時期(ボーナス期)と減っていく時期(オーナス期)で働き方を変える必要があると提唱しています。人口オーナス期では、多様な人材が、短時間で働くことで経済発展しやすくなります。
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