009.Society.5.0 近未来の日本社会はどうなるのか?

日本政府は2018年、日本が目指すべき未来社会として「Society5.0」を提唱しました。これは、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(同2.0)、工業社会(同3.0)、情報社会(同4.0)に続く、新たな社会を意味します。

Society5.0は、「仮想空間と現実空間を高度に融合させた、人間中心の社会」と言われます。例えば、ドローン宅配、スマート家電、オンライン医療、IT農業、無人バスなどが実用化しつつあります。

ここでは、理系のエンジニアやプログラマーはもちろん引く手あまたですが、文系的な仕事もたくさん生まれます。新技術をどのように製品化するかを考える人、それを営業する人、誰かに教える人などです。広い意味での「デジタル人材」が不足するため、仕事のチャンスがたくさんあります。

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008.消える仕事、新しい仕事

英国オックスフォード大学と野村総合研究所は、2015年に「人工知能やロボット等に代替可能性が高い100種の職業」を発表しました。例えば、一般事務職、運転する仕事、危険な仕事などが挙げられています。

振り返ると、昭和時代の人気職種で、今はなくなった仕事もたくさんあります。電話交換手、タイピスト、駅の切符切り、タバコ屋さん、写真屋さんなどが思い出されます。

一方、新しい仕事もたくさんできました。携帯電話・スマホ、インターネットに関する仕事、ユーチューバー、ケアマネジャー、ネイリスト、ドローン操縦士などなど。要するに、心配しすぎることはなく、時代に求められる仕事に変化していければよいのです。

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007.VUCAの時代に目指すべき人材とは?

VUCAは、変化が激しく、先が読めない時代を指す言葉。過去数年の世界では、米国トランプ政権の誕生、英国のEU離脱、新型コロナウイルスの大流行、ロシアのウクライナ侵攻と、予想されていなかったことが次々と起こりました。

また、米国のキャシー・デビッドソン教授は、「2011年にアメリカの小学校に入学した子供の65%は、今は存在していない職業に就くことになるだろう」と予測しました。

VUCAの時代には、「環境変化に柔軟に対応し、主体的に仕事で成果を出し続けられる人材」が求められます。

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006.人生100年時代のキャリア事例②

人生100年時代のキャリア事例の2回目は、サッカーJリーグの初代チェアマン川淵三郎氏と、世界最高齢のプログラマーと呼ばれる若宮正子さんを紹介します。

川淵氏はサッカー選手として活躍後、約20年間は普通のサラリーマンでした。51歳で出世コースからはずれた挫折を機に、Jリーグ設立に奔走しました。川淵氏のリーダーシップのおかげで、日本サッカーはプロ化に成功しました。

若宮さんは、銀行を60歳で定年退職後、パソコンと出会い、独学でプログラミングを始めました。81歳のとき、世界最高齢のアプリ開発者としてアップル社から表彰され、87歳の現在も日本政府のデジタル化検討委員などで活躍しています。

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005.人生100年時代のキャリア事例①

今回は、最初の日本地図を作成した「伊能忠敬」と、アンパンマンの作者「やなせたかし氏」のキャリアをご紹介します。ともに人生100年時代のキャリアのお手本です。

伊能は、49歳で家業を息子に譲り、江戸で測量の勉強を始めました。幕府に認められ、55歳から72歳まで17年かけて全国を測量して歩き、世界最高レベルの地図を作成しました。

やなせ氏は、若いときは漫画家としては売れませんでしたが、60歳過ぎに書き始めたアンパンマンが大ヒットしました。94歳で亡くなるまでに1,768体のキャラクターを描き、ギネス記録に認定されました。

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