013. 大学生の就活支援の現場から~②どんな仕事・会社が良いのだろう?

大学生の就活で話していることの2回目は、仕事・会社研究です。なぜこれが必要かと言うと、完璧な会社は存在しないからです。

学生が希望しがちなのは、「有名企業で、給料が高くて、仕事のやりがいがあって、成長性があって、残業が少なくて、転勤がなくて、土日休みで、子育てしやすそうで、、、」。でも現実には、そんな会社はありません。男性(女性)に例えると、「カッコよくて、 やさしくて、背が高くて、高収入で、趣味が合って、浮気しなくて、、、」 という相手を探すのと同じです。

しかも就活は、誰か(少なくとも1社)と卒業までに相思相愛(両思い)にならなければなりません。そのためには、自己分析に加えて、仕事・会社研究をして、「自分は何を重視するか=“就活の軸”を決めること」が、とても大切です。

そして、学生が知っているのは、消費財として接する商品サービスに関する業界(Business to Consumer、B2C)が中心です。例えば、食品、日用品、化粧品、自動車、旅行、ブライダル、ホテル、観光などですが、人気企業は、倍率100倍を超えるのが普通です。では、どうしたらよいのでしょうか?

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012.大学生の就活支援の現場から~①就活はマッチング!付き合う相手を探すのと同じ

私は、大学生の就職活動の支援をしています。何回かにわたり、今の若者の就職活動の現状と、それに対するアドバイスをお話します。すでに社会人になっている方にも、今後の転職やキャリア形成の参考になると思います。

私はキャリア授業の最初に、「就活は合格・不合格ではなくて、マッチングだよ」と言います。就活は、お付き合いするパートナーを探すのと似ています。自分が動かないと出会わない、自分が好きなタイプがわからないと決められない、すべてパーフェクトな相手は存在しない、といったことが似ています。

でも、同時に何人を好きになっても構わない、卒業までに誰か1人(1社)を決めないといけない、という点はパートナー探しとは違います。

自分に合う相手を探すには、まず自分自身を知ることが必要です。私が学生時代、部活やアルバイトの経験からどんなことを考えたか、そして学生にどのようなアドバイスをしているかをお話します。

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011.GWの過ごし方:キャリアを振り返る一人合宿をしよう②

ゴールデンウィークに、キャリアを振り返り、将来を考えるための「一人合宿」をしてみませんか?

今回は、職務経歴の棚卸しと、キャリアビジョンの設定についてお話します。まず、自分の仕事経験(職務経歴)を思い出してみましょう。業務内容や実績、そこで得た知識・スキル・資格、印象に残ったこと、失敗したことなどをメモしてみます。初めからきれいにまとめる必要はありません。

トランスファラブルスキル(移転可能な能力)という概念があります。主体性、リーダーシップ、チャレンジ精神、粘り強さのように、違う仕事でも活かせるスキルを指します。将来のキャリアを考える上では、自分の強みとなるトランスファラブルスキルを意識することが大切です。

その上で、5年後、10年後のキャリアビジョン(仕事とそれ以外の両面で、自分がどうありたいか)を描いてみましょう。

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010.GWの過ごし方:キャリアを振り返る一人合宿をしよう①

皆さんは、ゴールデンウィークはどのように過ごしますか?せっかくなので、日常生活を離れて、キャリアを振り返り、将来を考えるための時間を作ってみませんか?自分の部屋や近所のカフェでも構いませんが、できれば一人で温泉や海辺で「一人合宿」をしてみることをお勧めします。

心理学者のユングは、「40歳は人生の正午」と言いました。正午を過ぎると、太陽の向きが変わり、一日の後半になります。現代では「40歳から50歳のどこか」が人生の正午となるでしょう。

今回は「自分は何に価値を感じるのか」を考えるヒントになる、エドガー・シャインの「8つのキャリア・アンカー」をご紹介します。また、これまでの人生の充実度・満足度を振り返る「ライフラインチャートの作成」についてお話します。

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