ギリシャ神話のプロテウスは、予言と変身の能力を持つ神様です。米国のダグラス・ホール教授は、変化に柔軟に対応する現代のキャリアを、この神様にちなんでプロティアンキャリアと表しました。
伝統的なキャリア論では、キャリアとは「1つの組織で昇進していくプロセス」で、成果は「給与や肩書きが上がること」でした。しかし、現代のプロティアンキャリアでは、キャリアは「個人が能力を蓄積していくプロセス」で、成果は「個人の心理的成功、満足感」と説いています。
プロティアンキャリアに必要な3つの資本は、ビジネス資本(スキル、経験、資格など)、社会関係資本(人的ネットワーク)、経済資本(財産、不動産など)です。これらの資本を蓄積しつつ、組織から自立し、柔軟に変化し続けることが人生を豊かにするのです。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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