031.企業が求める能力とは?:「社会人基礎力」を理解しよう!

2006年に経済産業省が、職場で多様な人々と仕事をしていくために必要な力を「社会人基礎力」として定義づけました。

 

「前に踏み出す力(アクション)」として、主体性、働きかけ力、実行力の3つ、「考え抜く力(シンキング)」として、課題発見力、計画力、創造力の3つ、「チームで働く力」として、発信力、傾聴力、柔軟性、情況把握力、規律性、ストレスコントロール力の6つで、計12の能力要素があります。

 

傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)、柔軟性(意見の違いを理解する力)、ストレスコントロール力などは、上の世代は意識する機会がなかった能力要素でしょう。若者は高校や大学で、これらの能力が大切と言われてきています。企業の管理職、先輩たちも、これらの能力を意識する必要があります。

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030.ダイバーシティ時代のマネージャー、イクボスとは?:率先して休暇をとる!

本番組も30回を迎え、ポッドキャストの「キャリア」カテゴリーのランキングで20位以内に入るようになりました。いつもご視聴いただき、ありがとうございます!

 

今回は、ダイバーシティ時代のマネージャー(イクボス)の心構えについてお話します。マネージャーを野菜農家に例えると、昔はキュウリ(新卒男性)だけを育てていましたが、今は同じ広さの畑で、キュウリだけでなく、トマト、ナス、ピーマンなども育てています。それぞれの野菜は、女性、外国人、シニアなどの例えです。面倒がらずに、個々のニーズに合った育成・指導をする必要があります。

 

また、NPOファザーリングジャパンが提唱する「イクボス10箇条」をご紹介します。その一つは、有給休暇を自分が率先して取得し、部下に取得を促すということです。チームの成果に責任をもち、率先垂範が求められます。

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029.ダイバーシティの進んだグローバル企業で働く楽しさとは?そこで必要な能力とは?

私は約20年、グローバルに事業展開する複数の外資系企業で働きました。そこで働く楽しさを5点、お話します。

まず1つ目は、多様な国籍・文化の人たちと一緒に働くことができる点です。2つ目は、世界最高レベル、最新技術の製品サービスを取り扱える点です。3つ目は、実力主義なので、若くても能力があれば、重要な仕事を任され、成長できる点です。

そして4つ目は、ワークライフバランスが良い点です。成果主義なので、ダラダラ働くことに意味はありません。休暇は取りやすく、残業も少ないことが多いです。最後の5つ目は、英語を使う仕事では、日本企業の同じ仕事と比べれば、給料が高いことが多い点です。

一方で、多くの日本人にとってハードルとなるのは、英語コミュニケーション力と異文化の受容力です。どのようにこれらの能力を身につけるか、についてお話します。

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028.多様性(ダイバーシティ)とは何か:異なる価値観を受け入れるメリットとは?

日本政府は2023年6月、東証プライム上場企業の女性役員比率を「2030年までに30%以上にする」という目標を発表しました。女性を含む、多様な価値観を企業活動に取り入れることで、日本の成長につなげるという意味合いで、とても良い方向性だと思います。

 

多様性(ダイバーシティ)とは、年齢、性別、人種、国籍、宗教、性的嗜好、障がいの有無など、さまざまな属性の人が集まる状態です。多様な人材を活用することで、イノベーションが起こり、株式市場などの外部評価が向上し、職場が活性化します。

 

私が勤務していた外資系企業では、2007年にアジア地区の女性管理職比率は30%を超えていました。年下の女性上司は当たり前でしたし、上司のインド人はヒンズー教徒で、同僚にはLGBTの方もいました。お互いの違いを、仕事の仲間として受容しあうことが大切なのです。

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027.一人で始めるワークライフバランス向上:仕事や家事を効率よく行うには?

中学の家庭科の授業が男女共学になったのは、約30年前。つまり、現在40代後半より上の世代は、中学や高校で、料理や裁縫を習っていないのです。男性の基本スキルが不足していることも、男性の家事参加が低い原因と言われています。

 

今回は、内閣府が「カエル!ジャパン」として提唱している「WLBの実現に向けた3つの心構えと10の実践」をご紹介します。「本気!前向き!全員参加!」の心構えで、仕事における業務効率化のヒントが、内閣府ホームページにも詳しく掲載されています。

 

また、家事効率化のヒントを5つの視点でお伝えします。①宅配サービス・通信販売の活用 ②食事・掃除の効率アップのコツ ③便利な家電に投資 ④アウトソースの活用 ⑤ミニマムライフの勧めです。家庭によって状況は違うので、「我が家の方法」を考えましょう!

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