052.ベンチャー企業で働く(1)メリットとデメリットは?

ベンチャー企業とは、新しい事業・サービスを展開して、成長過程にある企業を指します。新しいことに挑戦したい、早く成長したい、仕事に全力で取り組みたい、いつか起業・独立したいといった人に向いています。安定性や福利厚生には期待できませんが、仕事の裁量が大きく、昇進しやすいというメリットがあります。

世界経済をリードするGAFAも20年前はベンチャー企業でした。Googleは1998年、Appleは1976年、Facebook(現在はMeta)は2004年、Amazonは1994年の創業です。Apple以外はまだ30年以内です。しかし、Microsoft社を含め、GAFAMの5社の株式時価総額の合計が、日本のすべての上場企業(約4000社)の時価総額より大きいのです。

日本でも、楽天やサイバーエージェントのように、成功しているベンチャー企業があります。このような企業に、10-15年前に入社していたら、とても楽しかったはずです。

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051.アスリートのキャリア支援(3)デュアルキャリアのロールモデル

今回は、スポーツ庁が推奨する「デュアルキャリア」の成功事例(ロールモデル)を紹介します。これは人生100年時代において、一般の社会人にも参考になる考え方です。

本田圭祐氏(サッカー日本代表。カンボジア監督、サッカーチームの運営に投資)、福岡堅樹氏(ラグビー日本代表。引退後、医学部に入学)、朝比奈沙羅氏(柔道金メダリスト。医学部に入学し直し、選手も継続)、町田樹氏(フィギュアスケートメダリスト。博士号を取得し、研究者に転身)、入江聖奈氏(ボクシング金メダリスト。引退後、カエルの研究者に転身)、阪口夢穂氏(サッカー日本代表。行政書士、宅建を取得)、土性沙羅氏(レスリング金メダリスト。市役所でYoutube配信)という7名の事例です。

日本政府も、本業以外に副業、リスキリング、NPO活動などを行うことを推奨しています。一つの仕事をしながら、次のキャリア(仕事)を少しずつ準備していくのです。

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050.アスリートのキャリア支援(2)スポーツ選手が身につけているスキルとは?

おかげ様で50回目を迎えました。今回は、アスリートキャリア支援の2回目です。スポーツ庁は、現役時代から次のキャリア(仕事)を考え始める「デュアルキャリア」を推奨しています。これは一般の社会人にも参考になる考え方です。

成功事例としては、鈴木啓太氏(プロサッカー、浦和レッズ。腸内細菌を活用した企業を設立)、奥村武博氏(プロ野球、阪神タイガース。公認会計士に合格)などが挙げられています。

英国スポーツ庁では、アスリートが身につけていて、多くの仕事で役立つ10のスキルを提唱しています。勝利思考、乗り越える力、適応力、達成力、成長思考、コミュニケーション力、協調性などです。選手自身、指導者、保護者が、アスリートの強みを理解し、デュアルキャリアの考え方にシフトしていく必要があります。

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049.アスリートのキャリア支援(1)スポーツ庁が目指すデュアルキャリアとは?

明けましておめでとうございます。2024年も多くのリスナーの参考になりそうな、キャリアに関する話題をお届けしていきます。1回目は、スポーツ選手のキャリア支援についてです。

 

アスリートの多くは、現役選手の間はその競技だけに没頭し、引退後のキャリア(仕事)はあとで考えればよいという傾向がありました。スポーツ庁では、アスリートが次のキャリアにスムーズに移行する支援のため、2017年にスポーツキャリアサポートコンソーシアム(SCSC)を立ち上げ、私もキャリア相談員の認定を受けています。

 

SCSCでは、現役選手のうちから、次のキャリア(仕事)について、少しずつ準備する「デュアルキャリア」を推奨しています。一つの仕事をしながら、並行して次のキャリアを考えることは、あらゆる社会人に必要なことです。

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