070.5月病を防止しよう(2)質の良い睡眠確保のポイント

ストレスに対処するには、自分で心や体のサインに気がつくことが必要です。イライラする、気分が沈む、ひどく緊張する、なかなか寝付けない、頭が痛いなど、人により、ストレスのサインはさまざまです。

メンタルヘルスの基本は、「ぐっすり眠ること」と言われます。適度な睡眠とは、最低5時間です。最近、ストレス対処法としての睡眠が改めて注目されています。

本日は、厚生労働省が「質の良い睡眠を確保するための指針」として公表している、10のポイントをご紹介します。最近の医学的知見が盛り込まれていて、興味深い内容です。皆さんが知らないこともあるかもしれません。

069.5月病を防止しよう(1)ストレスマネジメントの基本

ゴールデンウィークが明けると、5月病になる人もいます。今回は、ストレスをうまくやりすごすコツをお話します。ストレスとは、ソファのクッションが手で押されてへこむイメージです。健康なときは、手を離すと元の形に戻りますが、ストレスで押されすぎると、元に戻りにくくなります。

ストレスにはさまざまな要因があります。まず、自分がどのようなストレス反応を示すかを知っておくことが大切です。例えば、ストレスがかかると眠れなくなる人、甘いものを食べたくなる人、などがいます。そのとき、自分でストレスを受けていることを感じとり、早めに対処できるとよいでしょう。

また、周囲に元気のない人がいるとき、上司や周囲の人が、適切な声がけをしてあげられると居心地の良い職場になります。

068. 社会人のリスキリング(3)手に職をつける

リスキリングの3回目は、「手に職をつける」転身に成功した事例をご紹介します。人工知能(AI)や機械に代替されにくい仕事に就くには、職人さん的なスキルを身につける必要があります。

1人目は、短大卒の銀行OLから、看護専門学校に入り直し、看護師になった女性です。2人目は、大学工学部卒ながら、リハビリに興味をもち、専門学校を経て、理学療法士になった女性です。医療系の仕事は、社会的ニーズが高く、AIに代わらない仕事の代表です。

3人目は、ITエンジニアから植木職人に転身した男性です。4人目は、企業の研究職から、夫婦で酪農業に転じた事例です。5人目は、アマチュアゴルファーとしてゴルフをしやすい仕事として、個人タクシー運転手に転身した男性です。どの方も、それまでの学歴や専門にはこだわらず、やりたい仕事に就いています。

067. 社会人のリスキリング(2)芸能人の大学院へのチャレンジ

リスキリングの2回目は、大学院に進学した芸能人の事例をご紹介します。1人目は、アナウンサーの菊間千乃さんです。バラエティ番組のロケで大けがをしたことで、法律家への転身を決意し、法科大学院を経て、弁護士として活躍しています。

2人目は、タレントのいとうまい子さん。46歳で大学に進み、現在は大学院博士課程でロボットの開発にも携わっています。3人目は元アイドル歌手の菊池桃子さん、4人目はお笑いタレントの恵俊彰さん、5人目はロンドンブーツ1号2号の田村淳さんです。

どの方も、若いときは芸能界を目指し、大学には行かなかったため、40歳を過ぎてから学ぶ意欲が高まったようです。皆さんも機会があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

066. 社会人のリスキリング(1)芸能人の大学入学

歌手の松田聖子さんが、62歳で中央大学法学部の通信教育課程を卒業し、話題になりました。最近、若いときに大学に行く機会をもてなかった人が、40歳を超えてから、大学や大学院に行くケースが増えています。

日本政府も、リスキリング教育(狭義では職業で必要とされるスキルの獲得、広義では学び直し)に力を入れています。大学は少子化で若者が減っていることもあり、社会人コースを増やしています。やる気がある人には、さまざまな学びの機会があります。

今回は、松田聖子さんのほか、お笑いタレントの萩本欽一さん、子育てパパのつるの剛士さん、ママアイドルの小倉優子さん、ロック歌手の相川七瀬さんの事例をご紹介します。