023.仕事のやりがいとは何か? “3人のレンガ積み職人”の寓話から

今回は、「仕事のやりがい」について考えます。
ヒトの欲求は、5階層になっています。下から順に、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求です。仕事では上位の欲求を満たすこと、つまり、誰かの役に立つことで認められ(承認の欲求)、自分がやりがいを感じられる(自己実現の欲求)ことが大切です。

次に、仕事の動機付け(モチベーション)には、給料・肩書のような外的動機づけと、達成感・充実感のような内的動機付けがあります。内的動機付けは、自己決定感(やらされている感の反対)、有能感、人間関係の3要素で決まり、これらを高めるとやりがいを感じられます。

最後に、有名な「3人のレンガ積み職人」の寓話で、自分の仕事のやりがいについて、考えていただきます。リーダー層の方は、自分の言葉で、部下や後輩に、仕事のやりがいについて語れるとよいですね。

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022.人生の転機に対処するには?イベントとノンイベントを理解しよう!

人生にはいろいろな転機があります。ナンシー・シュロスバーグは、転機を「イベント(ある出来事が起こること)」と「ノンイベント(ある出来事が起こらなかったこと)」に分類しました。入学する、就職する、結婚するなどがイベントです。志望した学校に入れない、期待通りの仕事が見つからないなどがノンイベントです。

さらにシュロスバーグは、転機を客観的に評価する4つの視点(転機の深刻さ、タイミング、コントロール可能性、持続性)を整理し、転機を乗り切るためのリソースを点検する考え方を提唱しました。このキャリア理論を理解することで、転機に上手に対処できるようになります。

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021.キャリア開発は自己概念の発達。RIASEC職業診断をやってみよう!

キャリア理論の先駆者である米国のドナルド・スーパーは、「キャリア開発のプロセスは、自己概念の発達である」と唱えました。自己概念とは、「自分は何者であるか」という自己イメージです。満足のいく職業選択を行うためには、肯定的な自己概念を形成していくことが必要です。

また、スーパーは、人生を5つのライフステージ(成長期、探索期、確立期、維持期、解放期)に分類し、それぞれの段階での発達課題を定義づけました。このキャリア理論を理解することで、自分を客観的に眺めることができます。

最後に、RIASECと呼ばれる職業診断手法をご紹介します。これは、ヒトの基本的な性格による職業興味を6つに分類したもので、厚生労働省のサイトで自己診断できます。各タイプに向く職業リストも掲載されているので、興味があればやってみてください。

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020.キャリアデザインは自己分析が第一歩!「ジョハリの窓」を知っていますか?

職業・キャリアを考えるには、まず自己分析=自分自身を知ることが必要です。今回は自己分析の方法の一つである「ジョハリの窓」をご紹介します。

「ジョハリの窓」では、自分も他人も知っている領域(開放の窓)を広げていくことが自己理解を深めることにつながります。自分が知っているが他人はしらない領域(秘密の窓)の方向には、「自己開示」することで広がります。一方、自分が気づいていないが他人は知っている領域(盲点の窓)の方向には、「親しい人からフィードバックをもらう」ことで広がります。

自己分析の結果、自分の強みが明らかになります。しかし、自分の経験や強みに自信が持てない人も多く見られます。本日は、自分の強みをどのように自己PRに落とし込むかについても、説明します。

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019.最近の雇用環境は、求職者に追い風!インターンシップや就労体験で視野を広げよう!

最近は企業の採用意欲が、コロナ前に戻ってきました。少子化が進展していくことは明らかなので、仕事を探している人にとっては良い状況が続くと予想されます。

大卒の就職活動は、年々早期化しています。24年卒の学生のうち、4月1日時点で内定をもらっている人は48%もいます。3年生を対象にインターンシップを開催する企業が増え、学生は平均5社のプログラムに参加しています。社会人になる前に、興味のある業界の話を聞き、選択肢を広げられるのはよいことです。

最近は、社会人の中途採用向けのインターンシップや就労体験を用意する企業も増えてきました。地方へのお試し移住と就労体験をセットにしたプログラムも数多くあります。皆さんも調べてみると、意外な可能性が見つけられるかもしれません。

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018.世界の中の日本で働けるのは、実は素晴らしいこと!

最近、日本という国に自信を持てない若者が増えています。これは、低成長時代が長く続いているためです。しかし、世界のどの国にも、いろいろな問題があります。私は世界40カ国に行ったことがありますが、日本は間違いなく、素晴らしい国の1つと言えます。

米国の「ニューズ&ワールド・レポート誌」の調査による「最高の国(ベストカントリー)ランキング2021年版」では、日本は、カナダに次いで2位になりました。76カ国の経済、政治、社会、文化などを多面的に評価した調査なので、信頼性が高いデータです。

今回は、私が考える「日本が世界に誇れる10ポイント」をお話します。安全、衛生、医療制度、豊かな自然、おいしい食事、独自の歴史・文化、教育レベル、勤勉な国民性、技術的な先進性、労働市場の安定性の10点です。

日本で働き、生活できるのは、とても幸せなことなのです。

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017環境変化に変幻自在に対応するプロティアンキャリアとは?

ギリシャ神話のプロテウスは、予言と変身の能力を持つ神様です。米国のダグラス・ホール教授は、変化に柔軟に対応する現代のキャリアを、この神様にちなんでプロティアンキャリアと表しました。

伝統的なキャリア論では、キャリアとは「1つの組織で昇進していくプロセス」で、成果は「給与や肩書きが上がること」でした。しかし、現代のプロティアンキャリアでは、キャリアは「個人が能力を蓄積していくプロセス」で、成果は「個人の心理的成功、満足感」と説いています。

プロティアンキャリアに必要な3つの資本は、ビジネス資本(スキル、経験、資格など)、社会関係資本(人的ネットワーク)、経済資本(財産、不動産など)です。これらの資本を蓄積しつつ、組織から自立し、柔軟に変化し続けることが人生を豊かにするのです。

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016.偶然のチャンスを捉えるための5つのスキルとは?

米国スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授は、成功者の多くは、計画的にキャリアプランを立てて実行したのではなく、予期しない偶然の出来事を上手く取り込んで成功したことを見出しました。変化の激しい現代においては、計画通りになることは少ないためで、この理論は多くのキャリア研究者に認められています。

クランボルツ先生は、偶然を取り込み、キャリアを良いものにしていくには、「好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心」の5つが必要と説いています。特に日本人の場合、柔軟性(こだわりを捨て、信念、態度、行動を変える)と楽観性(何とかなるさと、常に前向きに考える)が苦手な人が多いかもしれません。

私自身、最初の就職、コンサル会社への転職などで、偶然のキッカケがありました。皆さんも、これまでの人生で印象に残る偶然の出来事を思い出すワークをやってみませんか?

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015.就職・転職のとき、企業の数字の何を見るか?ブラック企業とは何か?

日本には約3900社の上場企業があります。そのうち売上1000億円以上の超大企業は、900社しかありません。多くの若者が知っている企業は、この900社に含まれます。

でも世の中には、若者が知らない「良い会社」がたくさんあります。私は競争率の点では、売上100億円から1000億円の間の上場企業が狙い目だと思っています。

従業員数は、500人以上であれば、毎年20名以上の新入社員がいて、研修が充実していることが多いです。最近5年間の成長率は重要です。成長企業に就職すると、前向きな仕事が多い、将来性のあるスキルを身につけられる、年収がアップしやすいなどのメリットがあります。

離職率は、業界平均と比較して、うんと高くなければOKでしょう。ブラック企業と考えるかどうかは、価値観による部分も大きいです。マスコミ、コンサル会社、ベンチャー企業などは、長時間勤務でも、やりがいがあり、自分が成長できるので、納得して働いている人が多いと思います。

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014.就職・転職にお勧めの業界とは?将来性が高い5つの領域を紹介!

私が就職・転職にお勧めしている5つの領域をご紹介します。若者だけでなく、中堅・シニアの方も参考になります。

1つめは、「IT系、ネット系業界」です。システム構築、ソフトウェア、Eコマース、ネット広告、オンライン教育など、いずれも成長が見込めます。文系でも、エンジニア職に就くことが可能です。

2つめは、「B2Bの業界」で、安定性とワークライフバランスが良い企業が多くあります。インフラ系、専門商社、法人向け製品のメーカーなどです。

3つめは、「高齢化社会に対応する業界」です。医薬品、医療機器、予防診断、介護、高齢者向けサービスなど、社会的ニーズが高く、将来性があります。

4つめは、「高度なコミュニケーションが必要な業界・職種」です。不動産、保険など高付加価値製品の提案営業や、コンサルティング・カウンセリング的なサービスは、AIに変わりにくい仕事です。

最後の5つめは、「最先端技術の業界」です。ロボット、ドローン、次世代自動車、再生可能エネルギー、植物工場など、大いなる将来性があります。

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