068. 社会人のリスキリング(3)手に職をつける

リスキリングの3回目は、「手に職をつける」転身に成功した事例をご紹介します。人工知能(AI)や機械に代替されにくい仕事に就くには、職人さん的なスキルを身につける必要があります。

1人目は、短大卒の銀行OLから、看護専門学校に入り直し、看護師になった女性です。2人目は、大学工学部卒ながら、リハビリに興味をもち、専門学校を経て、理学療法士になった女性です。医療系の仕事は、社会的ニーズが高く、AIに代わらない仕事の代表です。

3人目は、ITエンジニアから植木職人に転身した男性です。4人目は、企業の研究職から、夫婦で酪農業に転じた事例です。5人目は、アマチュアゴルファーとしてゴルフをしやすい仕事として、個人タクシー運転手に転身した男性です。どの方も、それまでの学歴や専門にはこだわらず、やりたい仕事に就いています。

067. 社会人のリスキリング(2)芸能人の大学院へのチャレンジ

リスキリングの2回目は、大学院に進学した芸能人の事例をご紹介します。1人目は、アナウンサーの菊間千乃さんです。バラエティ番組のロケで大けがをしたことで、法律家への転身を決意し、法科大学院を経て、弁護士として活躍しています。

2人目は、タレントのいとうまい子さん。46歳で大学に進み、現在は大学院博士課程でロボットの開発にも携わっています。3人目は元アイドル歌手の菊池桃子さん、4人目はお笑いタレントの恵俊彰さん、5人目はロンドンブーツ1号2号の田村淳さんです。

どの方も、若いときは芸能界を目指し、大学には行かなかったため、40歳を過ぎてから学ぶ意欲が高まったようです。皆さんも機会があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

066. 社会人のリスキリング(1)芸能人の大学入学

歌手の松田聖子さんが、62歳で中央大学法学部の通信教育課程を卒業し、話題になりました。最近、若いときに大学に行く機会をもてなかった人が、40歳を超えてから、大学や大学院に行くケースが増えています。

日本政府も、リスキリング教育(狭義では職業で必要とされるスキルの獲得、広義では学び直し)に力を入れています。大学は少子化で若者が減っていることもあり、社会人コースを増やしています。やる気がある人には、さまざまな学びの機会があります。

今回は、松田聖子さんのほか、お笑いタレントの萩本欽一さん、子育てパパのつるの剛士さん、ママアイドルの小倉優子さん、ロック歌手の相川七瀬さんの事例をご紹介します。

065.新入社員の指導ポイント(4)成長段階に合わせた指導

若者の指導のポイントの4回目は、成長段階に合わせた指導について説明します。入社1-2年目の「見習い」、3-5年目の「プレイヤー」、それ以降の「メインプレイヤー」のレベルごとに、期待する役割や指導方法は変わります。

先輩社員は、後輩の個性や成長段階を見極め、適切に仕事を与え、指導していく必要があります。見習いは、基本的なことを身につけ、周囲のアドバイスを聞きながら行動するレベルです。プレイヤーは、自分の仕事を持ち、能動的に業務を行うレベルです。メインプレイヤーは、自分で工夫しながら成果をあげていくレベルです。

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064.新入社員の指導ポイント(3)上手なほめ方、叱り方

若者の指導のポイントの3回目は、上手なほめ方、叱り方です。今の若者世代は、学校教育では「ほめて、ほめて、ほめて」(ほとんど叱られずに)育てられています。お互いの良いところを認めあい、個性を尊重する教育だからです。家庭でも、あまり叱られた経験がない若者も多いのです。

そのため社会人になり、上司や先輩からほめてもらえないと、不安を感じる若者がたくさんいます。一方、上司の世代は、会社ではほめられないのが当たり前だったため、何を声がけしてよいかわからないこともあります。まして、叱りたいけれども、パワハラにならないか心配で、指導をためらうケースもあります。

今回は、ほめ方と叱り方のポイントをお話します。どちらも、心や気持ちではなく、「行動」に焦点を当てることが大切です。

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063.新入社員の指導ポイント(2)先輩社員の役割、心構えとは

2回目は、先輩社員や上司の役割や心構えを説明します。まず、後輩社員に「愛(深い関心)」の気持ちを持ちましょう。そして、後輩の価値観を理解し、それを尊重することが大切です。後輩に聞いたことをメモしておくのも良い習慣です。

仕事において指導するとは、「良い行動を増やし、良くない行動を抑制すること」です。心や価値観を変えようとする必要はありません。望ましい行動をとってくれるような指示を、具体的に出しましょう。

良い指示を出すために、MORSの考え方を紹介します。MORSとは、計測できる、観察できる、信頼できる、明確化された、の頭文字で、教えるスキルを高めるために有効な考え方です。

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062.新入社員の指導ポイント(1)若者世代の特徴、教えるとは何か

4月になり、職場に新入社員を迎えた方も多いことでしょう。初々しい若者がチームに加わることで、先輩社員も気持ちを新たにできます。一方で、彼ら・彼女らをどのように指導・育成していくか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

最近は、価値観が多様化し、世代間ギャップが広がっていると感じる先輩社員が増えています。私は研修講師として、「今どきの若者指導」の研修も多く行っています。今月は4回にわたって、新入社員の若者世代を指導するポイントについてお話します。

今回はまず、若者世代の特徴について説明します。また、「教える、指導する」には、心や価値観ではなく「行動」に目を向けることが大切です。

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061.『成功する就活の教科書』(4)近未来社会と働き方の変化

今月、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。今回はその中から第Ⅲ部「近未来社会と働き方の変化」についてお話します。

 

本書では、短期的な就職活動だけではなく、ワークライフバランスと働き方改革、多様性(ダイバーシティ)時代のキャリア、アフターコロナ時代の働き方(リモートワーク)などの中長期的なキャリア開発の視点にも紙面を割いています。

 

また、ベンチャー企業の選択肢、起業や副業、成功する転職のポイントといった将来のキャリアを考えるためのヒントも盛り込んでいます。ご興味あれば、ぜひ、本書をご購入ください!

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060. 『成功する就活の教科書』(3)エントリーシートと面接のツボ

今月、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。今回はその中から「エントリーシート(ES)と面接のポイント」についてお話します。

 

ESでは、自己PR、学生のとき力をいれたこと、志望理由の3つが重視されます。ESは、10人のうち3人程度を面接に呼ぶかを決める資料なので、遠慮することはありません。「この学生に会ってみたいと思わせる表現力」で、差をつけることができます。

 

企業の面接では、よく聞かれる質問に対しては、60-90秒で端的に話す準備をしましょう。特に志望理由については、7つくらいを考えておくことを薦めます。企業にとって、新卒1人の採用は3億円の投資と同じなので、真剣に準備をする必要があります。

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059.『成功する就活の教科書』(2)企業分析とお勧めの業界

今月、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。今回はその中から「企業分析の方法」と「お勧めの業界」についてお話します。

 

若者は、世の中のごく一部の企業しか知りません。企業・業界分析をして視野を広げることで、選択肢が大きく広がります。また、完璧な異性がいないのと同様に、パーフェクトな会社・仕事もありません。自分の仕事で「大事にすることの優先順位」を決める必要があります。

 

私は次のような業界を見るように勧めています。IT系・ネット系の業界、B2Bの業界、高齢化社会に対応する業界、高度なコミュニケーションが必要な業界、最先端技術で社会に革新をもたらす業界の5つです。

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