156.イクボス研修(3)部下力の向上

イクボス研修の3回目は、部下力の向上です。部下は、仕事と私生活の両立を望むなら、「自責型」の社員になる必要があります。権利主張型・ぶら下がり型の部下ではなく、まず自分の職責を果たす意識をもつことが重要です。

特に若い時期には、「仕事の基礎体力」をつけて、上司や周囲からの「信頼残高」を増やす努力をしないといけません。イクボスは、そのことに気づかない若手には、教えてあげる必要があります。スポーツに例えると、チームの一員として認められるには基礎体力が必要なことは理解できると思います。

働き方改革は、誰かから与えられるものではなく、自ら行動して取りにいくものです。実行を続けるモチベーションは、「人生をもっと欲張る貪欲さ」かもしれません。働き方改革は、「生き方改革」なのです。

155.イクボス研修(2)組織力の向上

働き方改革やワークライフバランスを進めると組織の成果が下がるのではないか、と心配する声がよくあります。しかし、イクボスが次のようなマネジメントをできれば、むしろ成果は向上します。ポイントは、部下の仕事力向上、チームワークの向上、コミュニケーションの活性化の3つです。

部下にはできるだけ裁量権を与え、任せることで、仕事への責任感を高めます。上司はプレイよりマネージに時間を使えるようになる好循環になります。また、誰もが働く上での制約があるという前提で、属人化を回避し、効率化を図ることで「助け合うチーム」になります。

チーム内に心理的安全性が確保され、コミュニケーションが増えると、お互いに要望を伝えやすくなり、「お互い様精神」が発揮しやすくなります。

154.イクボス研修(1)イクボスとは何か

私が所属するNPOファザーリングジャパンでは、10年以上前から、「イクボス」を提唱しています。イクボスとは、①部下の私生活と仕事をともに応援する、②自らもワーク(仕事)・ライフ(私生活)・ソーシャル(社会活動)を楽しむ、③組織の目標達成に強い責任感をもつ、という管理職です。

一般的なワークライフバランスや働き方改革の議論では、②と③の視点が抜け落ちていることが多くあります。①は当然として、②では、上司自身も、自分や家族を大切にして、自己研鑽・ボランティア・社会活動などでイキイキと人生を楽しむ姿勢が大切です。

また③では、仕事への厳しさと優しさを兼ね備えた上司として、目標達成に強くこだわる組織にしていく責任感をもつことが重要です。ワークライフバランスは、単にヌルくて緩いものではないのです。

153.2026年に就職・転職におススメの業界

2026年に就職・転職を考えている方におススメの業界を紹介します。ChatGPTに相談して、募集ポジションが多い業界を選んでいます。

おススメ業界は、ソフトウェア・IT・デジタル化推進、人材育成・リスキリング・教育DX、医療・ヘルスケア(非医療職)、観光・マーケティング、サステイナビリティ・脱炭素の5つです。これらの業界は成長しているので募集が多く、入社時に専門性がなくても入りやすいという共通点があります。

どの仕事でも、入門レベルでよいので、ITリテラシー、AIリテラシー、データ理解力、プロジェクトマネジメント力、英語力が身についていると、その後のキャリアにつながりやすいでしょう。