131.仕事の効率化のヒント(2)整理整頓と仕事の頼み方

仕事を効率よくこなすには、一般的に「整理整頓」と「仕事の依頼の仕方」にも工夫の余地があると言われます。

整理整頓は、時間の節約だけではなく、「判断の質」や「集中力」を高める効果も期待できます。使う頻度別にモノを配置する、モノの住所(定位置)を決めてラベリングする、紙を減らしデジタル化する、ファイルや共有フォルダーの名前を統一する、必要以上にモノを増やさないといった工夫が考えられます。 仕事を依頼するときは、目的とゴールを最初に明確に伝える、期限をきちんと伝える、期待する品質や形式を具体的に伝える、背景情報や参考資料も渡す、相談タイミングを事前にすり合わせるといった工夫をすることで、お互いのムダがなくなります。

130.仕事の効率化のヒント(1)会議とメール

WLBを高めるには、仕事を効率よくこなす必要があります。会議とメールは、「2大時間どろぼう」と言われます。伝統的な大企業では、毎日、会議が半分以上を占めるという方もいるようです。今回は日々の時間を有効活用するため、会議とメールの時間を減らす工夫をお伝えします。

まず会議については、頻度・参加者数・資料をそれぞれ1/2にすることで、会議ボリュームを1/8に削減できます。議事録に余計な手間をかけないこと、ファシリテータのスキルを向上させることなども有効です。

メールについては、タイトルのルールを決めて検索しやすくすること、よく使う内容はテンプレートを活用すること、メールを読む時間を決めて即レスしないこと、フォルダーに工夫することなどが挙げられます。

129.家事の効率化のヒント

今回は、WLBを高めるために必要な「家事を要領よく片付ける」ためのヒントです。そのポイントを5点にまとめてお話します。共働きの家庭はもちろん、シングルの方にも参考になると思います。

中学・高校の家庭科が、男子にも必修になったのは93年以降です。その授業を受けた40代前半の方は、家事の意識もスキルも、それ以前の世代より高いと言われます。でも実際にやっている人はまだまだ少ないのが現状のようです。

国際的な統計では、男性が家事に参加している国ほど、人生満足度が高いというデータもあります。男性も家事に参加できる国は、精神的にも時間的にもゆとりがあるということでしょうか。家事は完ぺきを求めず、新しいサービスや家電を駆使すると良いと思います。

128.ワークライフバランス(WLB)向上の実践」

今年4月、東京都が職員に「週4日勤務」を試験導入することが発表されました。厚労省も「週休3日制」の支援策を広げています。歴史を振り返ると、20世紀初めに週休1日制がはじまり、1980年代に週休2日制に移行しました。その40年後に週休3日制に移行するのは、社会の進歩において自然な流れなのかもしれません。

週休3日制では、労働時間は週30時間程度になります。WLBはさらに良くなることでしょう。そこで活躍するには、個人が労働生産性を上げなければいけません。例えば、仕事の優先順位を決めること、集中して成果を出し続けること、休みを計画的に取得することなどが必要です。今回は、私が実際に接した、欧米人の働き方についてもご紹介します。

127.企業にとってのワークライフバランス(WLB)とは」

私は株式会社ワークライフバランス(小室淑恵社長)の認定コンサルタントとして、働き方改革の支援をしています。最近10年で、日本企業の働き方は、それ以前より、かなり改善されました。関連の法整備が進み、残業は減りました。

しかし、国際比較でみると、日本の労働生産性はまだ先進国で最低レベルです。7月はWLB向上と家事・仕事の効率化の工夫について、5回にわたり、とりあげていきます。今回はまず、WLBの企業にとっての意味合いについてです。

WLB向上の企業にとってのメリットは、仕事の効率化、従業員のモチベーション向上、そして優秀な人材の確保にあります。生産年齢が減少していく人口オーナス期の先進国企業は、多様な人材が短時間で成果を出せる仕組みにしないと、競争力を保てません。

126.大阪万博見学記(2)新技術・未来社会編

大阪・関西万博の2回目は、新技術や未来社会を考えさせるパビリオンを紹介します。まず「空飛ぶクルマ」は、日本だけでも4つのグループが開発しています。デモ飛行は見られなかったのですが、2030年頃の実用化を目指しているそうです。

企業グループのパビリオンでは、住友館と電力館が印象的でした。住友グループは400年以上の歴史をもち、鉱山の煙で木が枯れた土地に、植林をしてきたそうです。一人ずつがランタンをもち、森に隠れている動物を探すというアトラクションでした。

電力館は、多様なエネルギー源の紹介で、勉強になりました。万博は半年限定の「国際見本市」です。未来社会を想像し、国際化社会を感じるため、若い世代は、一度は行ってみることをお勧めします。

125.大阪万博見学記(1)海外パビリオン編

大阪・関西万博に行ってきました。私は1970年の大阪万博に、小学校2年生のとき連れて行ってもらいました。当時、ロケットや動く歩道といった新技術やさまざまな国の展示をみて、とても良い経験ができました。今回の万博も、特に若い方は、多くの気づきが得られると思います。

私が訪問した中で面白かった海外パビリオンは、ドイツ、フランス、ベルギーでした。ドイツは、環境先進国として、循環社会をつくる新しい技術の数々を紹介していました。フランスはそれとは正反対で、感性に訴える、デザインと光の展示でした。

小さな国は、特産品と観光の案内がメインです。過去最多の158カ国が参加していて、楽しく海外体験ができます。

124.好きなことから仕事を考える

就職支援をしていると、「何をやりたいのかわからない」という若者がたくさんいます。高校生くらいまでに、社会にどんな仕事があるのかを知っていくことが必要だと思います。今回は、小学生から大学生までに有効な、好きなことを起点にして、どのような仕事があるかを考えるワークをご紹介します。

数名のグループになり、大きな紙の真ん中に、誰かが好きなことを書きます。例えば、サッカー、ゲーム、生物、おしゃべり、といったことで構いません。次に、その好きなことに関連する仕事をどんどん書いていきます。もし「サッカー」であれば、プロサッカーチームに関わる人、サッカーを教える人、グッズに関わる人、メディアに関わる人など、たくさんの仕事が出てきます。

このワークを通じて、サッカーのプロ選手にはなれなくても、他の仕事でもサッカーの経験を活かせること、社会にはいろいろな仕事があることに気づくことができます。

123.伊能忠敬のセカンドキャリアに学ぶ

江戸時代末期に、はじめての日本地図をつくった伊能忠敬は、引退後のセカンドキャリアで偉業を成し遂げたことで知られます。忠敬は、千葉県佐原の農家に17歳で婿養子に入り、農業、酒・醤油作りに注力し、傾いていた家を立て直しました。優秀なビジネスマンで、人望も厚かったようです。

彼が素晴らしいのは、49歳で引退してから江戸に出て、勉強を始めたことです。19歳年下の師匠に弟子入りし、天文学や測量を学びました。幕府に認められ、55歳のとき、北海道の測量へ出かけました。

以降、10回にわたり、72歳まで17年間かけて日本全国を測量して歩きました。その距離は、地球一周相当で4000万歩と言われます。情熱と意思、それを支える健康と体力があれば、何歳からでも大きなことができるというお手本です。

122.インドで考えたこと(2)ビジネスの可能性

近い将来、インドは日本やドイツを抜いて、世界3位のGDPになると言われます。私は外資系企業で、上司がインド人だった時期があります。彼は数字にとても強く、ビックリしました。人口が多く、英語が話せるため、多くのインド人が世界的に活躍しています。インド経済も急成長中です。

インドは特にIT人材が豊富で、タタコンサルを始めとして、多くの世界的IT企業が現れています。また、コールセンターなどのビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)、化学、医薬、自動車などの産業が成長しています。

2014年に就任したモディ首相は、下位カースト出身ながら首相になり、親族への優遇などをしないクリーンなイメージで人気があるようです。インフラ整備やキャッシュレス化などの改革を推進しています。