122.インドで考えたこと(2)ビジネスの可能性

近い将来、インドは日本やドイツを抜いて、世界3位のGDPになると言われます。私は外資系企業で、上司がインド人だった時期があります。彼は数字にとても強く、ビックリしました。人口が多く、英語が話せるため、多くのインド人が世界的に活躍しています。インド経済も急成長中です。

インドは特にIT人材が豊富で、タタコンサルを始めとして、多くの世界的IT企業が現れています。また、コールセンターなどのビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)、化学、医薬、自動車などの産業が成長しています。

2014年に就任したモディ首相は、下位カースト出身ながら首相になり、親族への優遇などをしないクリーンなイメージで人気があるようです。インフラ整備やキャッシュレス化などの改革を推進しています。

121.インドで考えたこと(1)3000年の歴史

初めてインドに行ってきました。首都デリー、タージマハルのあるアグラ、宗教的な聖地バラナシを駆け足でまわっただけですが、新しい経験と多くの気づきがありました。

バラナシでは、ガンジス河で日の出時間に沐浴をしてみました。日没時にはプージャと呼ばれるお祈りの儀式を見学しました。数万人の現地の人が祈りを捧げていて、3000年以上というヒンドゥー教の長い歴史の一端を垣間見た感じでした。

2500年前にヒンドゥー教から仏教が生まれ、1500年前に日本に伝来しました。ともに多神教で、共通の部分も多そうです。大黒天、弁財天、毘沙門天などはヒンドゥー教の神様だそうです。

120.新入社員研修のトレンド:電話をとるのは怖い

4-5月は新入社員研修の時期です。私も毎年、多くの企業の新人研修に関わっています。社会人の心構え、ビジネスマナー、言葉遣いといった、昔から変わらない研修も多くあります。一方、今の若者向けの研修もあります。

例えば、固定電話に素早く出て、自分の名前を名乗り、誰かへの用件を聞いてメモするようなことは、自宅でもほとんど経験がないため、「この研修をやってよかった」と想像以上に喜ばれます。他には、叱られ方、ストレスマネジメントなども、昔はなかったメニューです。

他にも、「入社5年目までのキャリアデザイン」を作って成長実感をもたせる研修や、「異文化とは何か」を学び、同僚の外国人とのコミュニケーション力を高める研修もあります。

119.就活は恋愛のパートナー探しと同じ:26年卒の就活トレンド

私はいつも、就活は恋愛のパートナーを探すことに似ていると話します。何人を同時に好きになっても構わない代わりに、卒業までに1人(1社)、とりあえず付き合う相手を決めなければなりません。その後、3年お付き合いしたら、相手を変えるのもアリでしょう。そのように考えると、気楽に就活に取り組めるかもしれません。

26年卒の就活トレンドとしては、まず、売手市場で早期化がさらに進みました。4月1日時点の内定率は61%とも言われます。次に、新卒の給与の大幅アップが挙げられます。月30万円を超える企業もあります。

最後に、内定時に配属先を決める企業が増えています。これは「配属ガチャ」による早期離職を防ぐためで、ミスマッチを減らすには良い方向性だと思います。

118.アンパンマンのやなせたかしさん:人生100年時代のロールモデル

4月から始まったNHKの朝ドラ『あんぱん』は、やなせたかしさん夫妻の物語です。実は私は数年前から、やなせたかしさんを「人生100年時代のお手本」として、著書や研修で紹介していました。

やなせたかしさんは、ずっと漫画家になりたかったのですが、あまり売れず、放送作家、作詞、舞台美術などの仕事をしていました。戦争中のひもじかった経験をベースに、60歳を過ぎてアンパンマンを書き始め、ついに69歳のとき、テレビアニメ化されました。

その後、94歳で亡くなるまで描き続け、キャラクター1768体のギネス記録にも認定されました。漫画家の夢をあきらめず、続けていたことが花開いたのです。

117.なぜ世界は不安定になるのか?

将来予測が難しい現代を、「VUCAの時代」と呼びます。VUCAは、変動性、不確実性、複雑性、あいまい性の頭文字をとったものです。世界経済は、1990年には先進7カ国(G7)が世界のGDPの70%近くを占めていましたが、2022年には42%に低下しました。世界が多極化し、意見がまとまりにくい状況になっています。

生物の進化論の著者、チャールズ・ダーウィンは「強い種や賢い種ではなく、変化に適応できた種が生き残った」と記しています。企業や個人も、環境変化への適応力が求められます。個人は、「自分にできることは何か」、「自分は何がやりたいか、意味を感じるか」、「社会が求めていることは何か」の重なり合う部分を探し続ける必要があります。

116.Society5.0とChatGPT

日本政府は2016年に、目指すべき近未来の社会を「Society 5.0」と名付けました。インターネットにあらゆるものがつながり、自動運転、ロボット、AI、ドローン、VRなどの新しいテクノロジーが活用される社会です。その後、無人レジ、オンライン教育、無人走行車、VRを活用したエンタメ、ドローン物流などが、実用化に近づいてきました。

また、2022年11月に公開されたChatGPTは、仕事の進め方を急速に変えつつあります。文章の要約、議事録の作成、企画のアイデア出しなどにはとても便利です。今後、多くのホワイトカラーの仕事はChatGPTなどのAIに代替されていくでしょう。個人は、ヒトでなければできない仕事で付加価値を示す必要があります。

 

115.令和時代のキャリアモデルとは?

ヒトの寿命が延び、「人生100年時代」と言われるようになりました。企業の定年も延長され、65歳から70歳になりつつあります。人生を四季に例えると、50歳から75歳は、まだ「秋」です。50歳以降の社会人生活を、「収穫の秋」や「実りの秋」にしていきたいものです。

令和時代のキャリアモデルでは、20歳から80歳まで60年以上働きます。時代の変化に伴い、会社・職業は変化していくため、特定の企業に頼りきることはできません。個人は「人生の主人公は自分!」と考え、主体的にキャリアを考え続ける必要があります。仕事と勉強を繰り返し、変化し続けることが大切なのです。

114.番組リニューアル:新アシスタント・土屋順子さんの紹介

この番組は多くのリスナーの方のおかげで、3回目の4月を迎えました。今回から新アシスタントの土屋順子さんを迎え、リニューアルします。初回は、土屋さんのご紹介として、5つの質問に答えていただきました。

質問① どんな子ども時代でしたか?

質問② 中学・高校時代の思い出は?

質問③ なぜ声の仕事を始めたのですか?

質問④ 今、好きなこと、はまっていることは?

質問⑤ 「2030年のキャリア戦略」は?

山岸もそれぞれの質問について、自分のことを話しています。3年目も引き続き、よろしくお願いします!

113.NPOキッズドア・渡辺由美子理事長が語る 子どもの貧困問題とは(2)

子どもの貧困問題に取り組むNPOキッズドアの後半です。今回は、貧困家庭の子どもたちの現状について、現場のリアルな話を伺います。なかなか気づきにくいですが、日本の子どものなんと9人に1人が相対的貧困状態にあります。

キッズドアでは、貧困に起因する教育格差を減らすために、80か所以上の無料学習会や居場所の運営を行っています。また、夏休みで給食がない時期には、十分な食事もとれない子どもも多くいます。希望する4000家庭以上に、食糧支援を行い、感謝されています。

もしご支援いただける方は、個人のマンスリーサポーターとしての寄付、企業の社会貢献の一環としての活動支援、ボランティア参加などをお願いできればありがたいです。ご興味ある方は、下記ホームページをご覧ください。

https://kidsdoor.net/