045.アフターコロナの就活の現状(4)人手不足の仕事、人気低下の仕事

コロナ明けの景気浮揚で、人手不足が顕在化しています。例えば、タクシー運転手不足で、ライドシェアが解禁になる見込みです。バス運転手不足で、路線廃止も起こっています。建設業や飲食業も週休2日にするなど、働き手の確保に苦労しています。

 

社会のIT化により、「デジタル人材」は、慢性的に不足しています。国の試算では、2030年にはデジタル人材が80万人不足するそうです。文系的な人でも、IT関連に興味がある人は、引く手あまたです。例えば、西友やイオンなどのスーパーが自社でEコマースを始めています。ここでは、Webでどんな商品をどのように販売促進するのがよいか、を考える人材が必要です。このように、ほぼすべての業界で、営業やマーケティングを含む、デジタル人材が求められています。

 

一方、国家公務員、弁護士、教員は人気が低下しています。長時間労働など、条件の悪さが原因ですが、国の将来を考えると、心配な状況です。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

044.アフターコロナの就活の現状(3)ワークライフバランスを考える

就職活動において、ワークライフバランスを重視する学生も増えています。離職率(3年後定着率)、女性管理職比率などが指標としては考えられます。女性が働きやすい企業は、男性にとっても働きやすい場合が多いです。

 

一方、近い時期に、結婚・出産の予定がない場合には、遠い将来を心配しすぎなくてもよいかもしれません。「若い時期には、まずはバリバリ働いて、実力をつける」という考え方もあります。

 

慶應義塾大学の花田光世名誉教授によると、キャリアは「登山型」から「ハイキング型」に変わっていきます。登山は、全員が同じ高い山に(歯を食いしばって)登りますが、ハイキングは各自が行きたいところを決め、日々の変化を楽しみながら歩くのです。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

043.アフターコロナの就活の現状(2)消費者向けビジネス(B2C)は激戦!

大学生が知っている業界・企業は限られています。特に、消費者向けビジネス(B2C)企業に人気が集中しがちです。食品、飲料、ゲーム、日用品、アパレル、エンタメなどです。

 

例えば、日用品のニトリには、リクナビのプレエントリーで、13万8千人が登録します。採用は300人なので、なんと460倍です。同様に、サントリー、江崎グリコ、タカラトミーなどは、300倍以上になります。

 

また、B2Cの業界は、離職率が高いことも問題です。厚労省の調査で、3年以内離職率が高いワースト4位までは、ホテル・飲食業、生活関連サービス業、学習支援業、小売業といったB2Cです。働き始めると、土日が忙しく、給与が低いことがわかるためでしょう。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

042.アフターコロナの就活の現状(1)人手不足で早期化!

コロナの3年間で、大学生の就職活動は大きく変わりました。オンラインでの説明会や面接が一般的になり、企業の採用スケジュールが早期化しました。経団連の就職協定では、3年生の3月から企業説明会開始、4年生の6月から面接開始と決めていますが、もはや誰も守っていません。

 

大手企業のほとんどが、3年秋から「OB懇談会」「業界研究会」「1dayインターン」といった名目で、オンライン企業説明会を行っています。3年の3月末時点で、48%の学生が1社は内定をもらっている状況です。

 

もともと就職協定に入っていない外資系企業やベンチャー企業は、3年秋から冬に、どんどん内定を出しています。優秀な学生、特に工学系、情報系といったデジタル人材は取り合いです。すでに社会に出ている人も、成長業界への転職は、大いに可能性があります。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

041.セカンドキャリアの取り組み(2)笑っている父親を増やすファザーリングジャパン

日本で子どもが減少している原因の一つは、パパが家事・育児に参加しない、参加したくてもできないからだと言われます。NPO法人ファザーリングジャパン(FJ)は、16年前から「笑っている父親を増やすことで、より良い社会にしていく」ための取り組みをしています。

 

FJではこれまで、父親の育児に関するセミナーや、働き方改革やイクボス(子育てに理解のある上司)の啓蒙活動を全国で行ってきました。私も数年前からFJに参加し、最近は「シニアパパプロジェクト」で、45歳以上で子どもを授かったパパを応援する活動を始めました。

 

FJのメンバーにはユニークな経験をもつ人が多く、皆さんのセカンドキャリアや社会貢献の参考になると思います。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

040.セカンドキャリアの取り組み(1)本屋さんを起点に地域にコミュニティを作る

今年7月、東京・谷中に「Books & Coffee TAKIBI」という新タイプの本屋さんがオープンしました。国内の書店の数は、ピーク時の2万2千軒から、半分に減ったと言われています。地方都市では本屋さんの無い地域もあります。

 

TAKIBIを営むNPO法人ブックストアソリューションジャパン(BSJ)を設立した安藤哲也氏は、この現状を懸念し、地域の人が何となく集まる“たき火”のような書店を発案しました。谷中でうまくいけば、全国に展開する予定です。

 

TAKIBIは60人の棚主が、自分の本を持ち寄って販売する「棚貸し書店」です。私もこの番組のタイトル『2030年のキャリア戦略』という棚に、主にキャリア関連の本を置いています。安藤氏をはじめ、棚主の多くはユニークな経験の人たちです。皆さんのセカンドキャリアや社会貢献の参考になると思います。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

039. 人生を考える映画(3)どんな仕事も素晴らしい!

人生(ライフキャリア)を考えるヒントになる映画をご紹介する3回目です。今回は、「どんな仕事もたいへんだが、本気でやると素晴らしい」ことを再認識する4本です。

 

まず、『スーパーの女』(1996年、日本)、伊丹十三監督の作品です。パート主婦が、ダメなスーパーマーケットを立て直すコメディーです。

 

2本目は、『フラガール』(2006年、日本)。福島県の炭鉱の娘たちが、ハワイアンセンターのダンサーになり、地域を活性化した実話です。

 

3本目は、『おくりびと』(2008年、日本)。失業した音楽家が、仕方なく納棺夫の会社に就職し、その仕事に誇りをもつまでを描いています。

 

最後は、『インビクタス 負けざる者たち』(2009年、米国)。南アフリカのラグビーワールドカップで、地元の南アフリカが優勝した実話です。ネルソン・マンデラ大統領のリーダーシップが勉強になります。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

038.人生を考える映画(2)シニア世代の生き方の参考に!

人生(ライフキャリア)を考えるヒントになる映画をご紹介する2回目です。今回は、シニア世代の生き方の参考にしたい3本です。

 

まず、『マイ・インターン』(2015年、米国)。70歳のシニアインターン(再雇用社員)が、ベンチャー企業の女性社長を支援するストーリーです。シニア世代が社会で働き続けるための心構えや立ち位置が参考になります。

 

2本目は、『生きる』(1952年、日本)、黒澤明監督の名作。あまりやる気がなかった公務員が、がんで余命半年の宣告を受け、最後にがんばって児童公園をつくるという話です。最近、イギリスで『生きる LIVING』というリメイク版も公開されました。

 

3本目は、『最高の人生の見つけ方』(2007年、米国)。原題は「The Bucket List(棺桶リスト)」といい、死ぬ前にやってみたいことをやり尽くす映画です。2019年には、吉永小百合、天海祐希の主演で、日本版も公開されました。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

037.人生を考える映画(1)若者のキャリア形成はどの国でもたいへん!

今日から3回にわたり、人生(ライフキャリア)を考えるヒントになる映画をご紹介します。1回目は若者のキャリア形成の悩みを描いた映画3本です。

 

まず、『何者』(2016年、日本)は、就職活動に奮闘する学生たちが主人公です。佐藤健、有村架純、菅田将暉らが大学生役で出演しています。現在の就活における若者たちの悩みや、SNSでのコミュニケーションを垣間見ることができ、大人にも面白いと思います。

 

2本目は、『プラダを着た悪魔』(2006年、米国)。欧米では、新卒一括採用という習慣がないため、最初の仕事に就くのは、日本以上にたいへんです。この主人公も、不本意ながら秘書としてキャリアをスタートし、鬼のような厳しい上司に鍛えられていきます。

 

3本目は、『ブリジットジョーンズの日記』(2001年、イギリス)。出版社勤務の32歳独身女性の恋や悩みを描くコメディーです。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/

036.変化の激しい時代に対応するため、「自己効力感」を高めよう!

自己効力感とは、「ある仕事を達成するために必要な行動を、うまくできそうに思えること」です。簡単にいうと、「自分にはきっとできる」と思えることです。これは、次の4つを意識することで、高めることができます。

1つめは、「成功体験」です。何かでほめられたり、上手くできたりしたことを思い出してみましょう。その成功体験は、「自分は、やってみれば何とかできる」という気持ちを高めることにつながります。2つめは、「代理学習」で、お手本になる人(ロールモデル)を作ることです。親、友人、同僚、身近な先輩などが上手く仕事をしていると、自分もできる気がします。

3つめは、「言語的説得です。他者からの励ましや承認の言葉により、「自分ならやれそう」という感覚をもつことができます。最後の4つめは、「生理的状態」を良い状態に維持することです。自己効力感が高い人は、変化への対応が上手になります。

▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
https://yamagishi-shinji.com/